リフレ派とは何か?子供でもわかりやすく簡単に説明します。

「おっさんフォース」管理人、みつーです。

2018年3月20日

新しい日銀人事が決定しました。

総裁は前回同様 黒田東彦氏
副総裁に 雨宮正佳氏 と 若田部昌澄氏

本当は本田悦朗さんに総裁をやってほしかったのですが、
残念ながら選ばれませんでした。

本田悦朗さんが選ばれていれば
確実に日本経済は良くなっていたのに・・・。
本当に残念です。

アベノミクスの真実 [ 本田悦朗 ]

まぁ、若田部さんが入ってるのが
何よりの救いです。

あの人は「リフレ派」だし。

ところで、

日本の経済政策を語る上で
「リフレ派」の政策は外せません。

今回は「リフレ派」とは何なのか
簡単に説明してみたいと思います。

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そもそもリフレとは

そもそも「リフレ」という言葉は

「リフレーション(再膨張)」の略です。

縮んだ経済を再び膨らませるって事なのですが、

「緩やかな物価上昇を続けることで経済成長します」
っていう話です。

詳細は次で解説しますが、

リフレと共に知ってほしい言葉が2つ

・デフレーション(デフレ)
・インフレーション(インフレ)

この2つはニュースとかで聞いたことが
あると思いますが、

今一度説明しますと、

【デフレーション:収縮】

簡単に言うと、

『モノやサービスの価格が下がっていく事』です。

モノが安くなるってラッキーかと思いきや、
給料も安くなるのでラッキーではありません。

物価が安くなる

給料が減る

給料が減ったからモノが買えない

さらに安くしないと売れない

さらに給料が減る

この連鎖が続くのがデフレーションです。

【インフレーション:膨張】

簡単に言うと、

『モノやサービスの価格が上がっていく事』です。

モノの値段が上がって最悪と思いきや
必ずしもそうではありません。

急激に物価が上昇すると、
誰もモノが買えませんが、

徐々に少しずつ上がっていくと
逆に「今買わなくっちゃ!」という心理が働いて
景気が良くなるのです。

急激なインフレは悪ですが、
緩やかなインフレは経済的には良いことなのです。

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リフレ派の政策とは

一言で言うと、

「お金の量を増やしてモノの価格を上げましょう」

というものです。

詳しく解説しましょう。

どうやってお金の量を増やすのか

お金の量を増やすと言うのは、
文字通り、日銀がお金を刷って
市場にお金を配ることです。
(後で詳しく説明します)

お金の量が増えると物価が上がるという理屈は
例えば遊戯王カードで例えてみましょう。

遊戯王カードの「カオス・ソルジャー・ステンレス」って
世界に1枚しか無いと言われています。

めちゃくちゃ希少価値があるじゃないですか。

ウワサではオークションで9億円で
売りに出されていたとか。

それがですよ。

世界に10万枚あったとしたら
どうなります?

確実に値段は下がりますよね。

それと同じ理屈で、大量にあるものは
価値が下がるのです。

お金が大量に市場にあれば価値が下り、
反対にモノの価値が上がります。

これが、お金の量で物価が上がる仕組みです。

ちなみに、

こんな風に、お金の量を増やすことを
『量的緩和政策』といいます。

どうやって市場のお金を増やすのか

どうやって市場のお金を増やすのかは
さらっと説明すると、

日銀が大量に刷ったお金を銀行に貸して、
銀行が低~い金利で会社や個人に貸し出して
市場に流します。

金利が低いので会社や個人も借りやすくなり
市場にあるお金の量が増えていきます。

ただ、会社や個人がお金を借りてくれなければ
市場のお金は増えません。

お金を借りたいと思ってくれないと
お金の量は増えないのです。

この状態を「需要がない」などと表現します。

「需要」があれば、お金の量を増やすだけで
景気がよくなるのですが、

それだけではダメな場合もあります。

『財政政策』というものが必要になってきます。

ちなみに、先程まで述べてきたことは
『金融政策』と呼ばれるもので、
主に日銀が主体となって行なう政策です。

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財政政策とは

『財政政策』とは政府が主体となって行なう
景気対策のことで、

主に税率を変えたり公共事業をやったりして
景気に影響を与えて不況対策をします。

さて、

税率で一番思い浮かぶのが所得税と消費税ですね。

とくに消費税は上げ下げすることで、
ものを買いやすくしたり、

逆に買いにくくしたりできます。

個人消費にとても大きく影響してきます。

不況の時は下げるべきなんですが、
財務省という税金を取ることばっかり
考えている組織がありまして、

そこが日本で一番力をもってるもんだから
誰も逆らえないんですね。

今すぐにでも上げたいようですが、
安倍さんが頑張って止めてくれています。

あともう一つ、公共事業ですが、
道路作ったり、橋を作ったり、

武器買ったり、などなど

公共に役に立つと思われることに
お金を使います。

政府が積極的に公共事業をすることで
強引に需要を作り出して景気を良くしていく政策です。

『金融政策』でお金の量を増やし、
お金を使いやすい状態にして、

『財政政策』で不足している需要を
強引に作り出す。

このサイクルが上手くいけば
物価は上昇し、賃金もあがり

景気も良くなっていくという理論が
リフレ派の政策理論です。

反リフレ派の主張

「ホントに上手くいくの?」
「お金刷りすぎて、ハイパーインフレになるんじゃねーの?」
「ヤリすぎるとバブル経済を引き起こすんじゃねーの?」

っていうのが反リフレ派の主張です。

量的緩和政策は、すぐに効果が出ないので
コントロールがしづらく

どんな弊害がまっているか分からないので、
どうしても慎重論がでてきます。

しかし、慎重になりすぎて
少しづつの政策しか打ってこなければ
デフレからインフレに転換することは
とても難しいでしょう。

ここは思い切った政策を振るうべきだと
私は考えます。

100円のものが次の日には10万円になってるなんて
ありえないと考えますので、

物価上昇の動きが見えてきた時に
緊縮財政(消費増税)に転換すれば良いと考えます。

アベノミクス3本の矢とは

アベノミクス「三本の矢」をおさらいします。

・「大胆な金融政策」
・「機動的な財政政策」
・「民間投資を喚起する成長戦略」

を政策の柱においています。

うーんどれも中途半端な状態ですね。

金融政策は大胆ですか?
財政政策は機動的ですか?
成長戦略ってなんですか?

どれも今ひとつ足らない気がするのは
私だけでしょうか。

成長戦略で期待できるのは
全固体電池と自動運転でしょうか。

メタンハイドレートも期待できるのですが、
今どうなってることやら。

もうちょっと頑張って欲しいなぁ。

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まとめ

リフレ派の経済政策はわかりやすいので
支持が得られやすいのに

反対派の方が力があって、なかなか
大胆にできていないですね。

せめて、増税だけは凍結していただければ
日本経済も立て直ると思われますので

ぜひ安倍さんは増税をストップして
頂きたいです。

あと、石破は絶対総理にしてはイケないですね。
彼がなったら、それこそ戦争にまっしぐらですわ。

最後まで読んでくださり
ありがとうございました!

 

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