「おっさんフォース」管理人、みつーです。
竜涎香(りゅうぜんこう)という動物性の香料があります。
英語名は『アンバーグリス』。
なんか名前がカッコイイですね(^Q^)
正体は「マッコウクジラの病的結石」だそうです。
イカやタコなどのクチバシの硬い部分が
消化されずに腸内をさまよい
腸壁を傷ついたりして体液などにまみれて
結石になったものだそうです。
捕鯨が禁止になってからは、
とても貴重なものになりました。
2019年10月追記・・
2019年7月から日本近海において
捕鯨が解禁になりました。
これから竜涎香の値段が下がるかも
しれないですね。
ちなみに、
英語名の『アンバーグリス』の由来は
見た目から”灰色の琥珀”が語源になっているそうです。
また、
和名の『竜涎香』の由来は9世紀頃に
アラビアから中国に渡った時、龍と結び付けられて、
「これは龍のよだれが固まったモノに間違いない!」
ということで、『竜涎香』になったそうです。
さて、
その竜涎香とは一体どんなものなのか、
・特徴は?
・見分け方は?
・どこで探せばいいの?
・どんな匂いがするの?
・ぶっちゃけお値段は?
などなど、
いろいろ調べてみました。
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特徴と見分け方
興奮しております!
なんと竜涎香と思われるものを浜で拾ってしまいました?!!!
オットが琥珀かな?、と言って持って帰ったこれ、磨こうとしたら良い香りが漂ってきまして、こ、これは!となっております。
くせになる香りで何度も鼻をつけてかいでしまう。#加計呂麻島 pic.twitter.com/lwPcuswxzr— みのじ (@kameminoji) 2018年1月24日
特徴なのですが、
大きさは様々です。
『竜涎香』で画像検索すれば、
沢山の画像が出てきますが、
本当に様々な形と色合いです。
同等の石と比べると軽いそうです。
海を漂流するぐらいだから軽石ぐらいの
重さだとか。
色は灰白色から褐色、黒色が一般的です。
蜜を固めたようなツヤがあるそうです。
海を漂流して日光にさらされている時間が
長いほど品質が良いとされています。
色の変化は日光にあたっていた時間により
変化するものだと思われます。
最大の特徴は『匂い』ですね。
出来たてホヤホヤの『竜涎香』は
とても不快な匂いがして臭いそうです。
牛のウ●コに似た香りだとか。
そう言えば砂浜を歩いていると
時々、ウン●のような香りがしてるのは
もしかして、竜涎香だったのか・・・。
まぁ、それは置いといて、
とにかく特徴としては
・石に比べて軽い
・匂いがする
・ツヤがある
という事です。
竜涎香はどんな匂い?
出来たての竜涎香は、
それはそれは酷い匂いだそうです。
牛の●ンコのような香りだとか。
確かに排泄物ですから、
臭いのは当たり前ですね。
しかし、
香水を調合する人に聞いたのですが、
「いい香り」を作る調合は、
「大草原の中にある一片のウン●の香り」
のような調合になるそうです。
ちなみに、
香水として調合した『アンバーグリス』の香りは
嗅いだ人によって、その感想は様々です。
以下に、ネットにあった感想を上げておきます。
・女性の体臭にも似た官能的な香り
・お寺などのお香の香りに近い
・少しスパイシーなチューベローズの香り
・甘い土の芳醇な香り
・林の中を連想させる香り
などなど、
このように、いろんな感想があります。
ところで、香水には、
つけた瞬間から時間が過ぎた頃までの
それぞれの香りに名前がつけられています。
『トップ・ノート』つけて10分ぐらい
『ミドル・ノート』つけてから30分
『ラスト・ノート』以降、時間がたって消えてしまうまで
と3段階に名前がつけられています。
感想が人によってまばらなのは
これらノートの段階での感想なのかもしれません。
ちなみに、
アンバーグリスのラストノートは
パウダリーな感じだそうです。
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竜涎香の探し方と鑑定方法
日本で竜涎香が発見された海岸といえば
和歌山、沖縄、石垣島、加計呂麻島(鹿児島県)
このあたりの砂浜の海岸に打ち上げられた例があります。
日本におけるマッコウクジラの生息域は
小笠原諸島近海と知床半島近海です。
しかし、マッコウクジラ自体は基本的に
回遊しているので、定住しているのは稀なケースです。
なので、日本全域に発見の可能性があると考えられます。
そこで、探し方なのですが、
それは地道に探すしか無いようです。
海岸には流木やゴミ、似たような石が雑多にありますが、
一つ一つ、特徴と合致したものを探すしかありません。
しかしながら、
とても高価なものなので、発見できれば
一攫千金になるかもしれません。
「もしかしたらお宝があるかも~♪」
という気持ちで地道に探すしかありません。
さて、
めぼしい石を集めてきたら、
最後に鑑定をします。
鑑定方法
鑑定方法は簡単です。
実際に匂い含有されている香りを嗅ぎます。
①針かワイヤーを赤くなるまで熱する
②熱したら、石に1cmほど刺してみます
③もし竜涎香ならば、溶けて刺さっていくでしょう
引き抜くと溶けた油が焼けて煙をだし、黒い残留物がまとわりつきます。
④この時に煙とともに匂いがでますが、ジャコウのような良い香りがすれば
竜涎香の可能性がとても高くなります。
正式に鑑定するには、専門業者に委託してみましょう。
ついでに買い取ってくれる業者もあります。
「竜涎香 買い取り」で検索してみてください。
いろんなブローカーがいますので、
高値で買ってくれるところを複数当たってみましょう。
竜涎香の値段と売り方は?
2018年現在の相場は
1g=2000円前後
という事です。
100gもあったら20万円です!
売り方としては、専門業者に委託するほうが
手軽だともいます。
個人で買い取っている業者もあるので
複数当たってみましょう。
ヤフオクで売るという方法もあります。
ただ、後々もめる可能性があるので、
対面出来るところがベストです。
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ネットの反応
竜涎香って初めて聞いた!鯨糞なんだ。しかもこんな価値があるなんて。すごいねえ。かぐや姫が持ってくるように命じた珍しい宝物みたいだ。:「嘘のような本当の話…浜辺を歩いただけで1000万円ゲットしてる人がいる【竜ぜん香】 – NAVER まとめ」https://t.co/TLY0Ougoyt
— Yo Okada-Howells (@yoookd) 2018年1月25日
竜涎香と確定している実物の匂いを嗅がせてもらったらいいかもね。「浜辺で拾った石からなんかいい香りが→これはもしや竜涎香かと興奮の人々「すごい..」https://t.co/dK7yeVZ3gA
— TD-M18もっこ?ん (@Mokko_Chin) 2018年1月24日
わたしも竜涎香拾ってみたい
沈んだクジラが朽ちて、竜涎香が浮いてきて、波に乗って海岸に流れ着くってとても壮大だ— てけ (@takeooooooooff) 2018年1月25日
竜涎香、数百万以上でさばけるっぽいから竜涎香マイニングしたほうが人生効率よさそう
— ??やきにく?? ゆいせき (@Yakinik) 2018年1月25日
砂浜のモノ拾い(ビーチコーミング)はビーチグラスのようなものから、ビーチウランガラス、銀化ガラス、コハク、鼈甲、竜涎香なんかの価値のあるものがちょいちょいおちてるので、鑑定力ある人と砂浜歩くとめちゃくそ面白いよ
— くられ/れらく (@reraku) 2018年1月24日
昔は金より価値のあると言われた竜涎香 今でも1gあたり2,3千円するのでわりかし金に近い
— くられ/れらく (@reraku) 2018年1月24日
また俺の竜涎香(尿結石)ができたかもしれない。
採取できたらこんどこそひめにあげるんだ。— ほけぇぇ (@hokkemint) 2018年1月25日
まとめ
浜辺でのもの拾いをビーチコーミングって
言うんですね。
なんとなくおしゃれな感じがします。
この『竜涎香探し』を副業でされている方も
いらっしゃるそうです。
近くに浜辺があればやってみたいですね。
捕鯨が禁止されてから、竜涎香は
ビーチコーミングでしか得ることが出来なくなったそうです。
とても貴重なものですし、
自然がはるばる作り出した贈り物のようで
とっても壮大なロマンチックなものですね。
皆様も機会があれば
ぜひチャレンジしてみてください。
最後まで読んでくださり
ありがとうございました!
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