児童虐待の結果、悲しい結果となった事案で
報道される例が跡を絶ちません。
このような事件報道で必ず触れられる
機会の多い法律が「児童虐待防止法」になります。
凄惨な事件が続出する背景には、
児童福祉にあたる児童相談所の機能不全を
指摘されていますが、
この法律の問題点もあきらかになりつつあります。
スポンサードリンク
児童虐待防止法の概要と問題点
児童虐待は近隣でも発生する可能性があり、
誰にとっても他人事では済まされない側面があるのです。
児童虐待を発見したときに、大人として冷静に対応できるように、
児童虐待防止法の概要と問題点を検討してみましょう。
日本国が1994年に「子どもの権利条約」に
加盟したことがきっかけになり、
2000年に至って「児童虐待防止法」が
制定されたわけです。
スポンサードリンク
児童虐待防止法の概要
この法律において「児童」とは
18歳未満の人をさしており、
「保護者」とは親権者や後見人・児童施設の
管理者などが該当します。
児童虐待防止法においては、
「虐待」に該当する行為として、
1.暴行を加える身体的行為や
暴言を吐くなどの心理的なもの
2.性的行為を行う性的虐待
3.必要な保護や、世話をしないネグレクト
などが規定されています。
このような「虐待」行為を行うことは
「何人」にも禁止されている訳です。
この規制を実効化ならしめるために、
虐待を発見したときには
市町村や児童相談所への
通告義務が規定されています。
この通告義務の名宛人は、限定されていないので
誰にでも通告義務が課せられてるのです。
市町村や児童相談所などの行政機関は、
通告によって虐待を認知したときには、
安全確認のための質問や立ち入り調査、
程度によって児童の一時保護や
親権者との通信の制限などの
措置をとることが出来るとされています。
スポンサードリンク
児童虐待防止法の問題点
このように一応は児童保護のための
手段も規定されていますが、
児童相談所の深刻な人員不足から
虐待事案の程度に応じた適切な処置をとることが
困難になっている現状が浮き出ています。
元来こどもの福祉を増進することを目的に、
「児童福祉法」が制定されていましたが
十分に機能していないとの指摘がされています。
また児童の保護にあたるべき児童相談所が、
虐待を加えている親権者などの
折衝にもあたる窓口になっていることから、
強硬な措置を取ることがシステム上
難しくなっているとの問題点も
明らかになっています。
そして民事不介入によって、家庭内の事件に
抑制的なスタンスの警察の姿勢も、
児童虐待が深刻化する背景に
存在していると見られているわけです。
スポンサードリンク
ネットの声
児童虐待防止法の第三条がほとんど機能していないのと同様、児童虐待防止法に「体罰禁止」を明記しても、ほとんど機能しないと思う。
(児童に対する虐待の禁止)
第三条 何人も、児童に対し、虐待をしてはならない。
児童虐待防止法案に「体罰禁止」明記へ しつけ口実ダメ https://t.co/TnMSgDdtyS— Fujiko Yamada (@y_fujiko) 2019年2月27日
189
知ってますか?189(いちはやく)
かけると、近くの児童相談所に繋がります。児童虐待撲滅のために。
皆が知っておくべき番号です。
— 4121たか@ブログ中年の後悔と決意とつぶやき (@4121takab) 2019年2月23日
児童虐待罪に、養育費不払い親も入れていこうー。
— なみだん(nmd) (@rikontoko) 2019年2月22日
スポンサードリンク
感想
最近の児童虐待の報道を見ていると
連れ子再婚に虐待が多いようですね。
どちらかと言うと親が
自分の意に沿わない言動があったときに
どのように受け止めて
それに向き合うかの勉強が
足りていないのかと思いました。
もしかしたら、虐待をした親も
「私は虐待なんてしない」
と思っていたのかも知れない。
どのようなときに虐待がおき
どのように回避すればいいか
体罰ではなく子供の知性に訴えるには
どうすればいいのかを
親が勉強していかないと
イケないのかなと思いました。
最後まで読んでいただき
有難うございました!
児童虐待を認めない親への対応 リゾリューションズ・アプローチによる家族の再統合 …
コメントを残す