出典:youtube
『おっさんフォース』管理人のみつーです。
池の水を抜くと言う番組が人気だそうで、
その中には外来種もいるそうですが、
たまに危険な特定外来種が出てきたりします。
そんな中、『ワニガメ』が池から出てきた
と言うことで、一時期注目されました。
『ワニガメ』には、同じ種類で
『カミツキガメ』と言うのがいます。
よく混同されるこの二つの種類ですが、
比べてみると全然違います。
どんなふうに違うのか調べてみました。
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目次
ワニガメとカミツキガメの生物学での違い
![]()
ワニガメ(Macrochelys temminckii)は、
爬虫綱カメ目カミツキガメ科ワニガメ属に分類されるカメ。
現生種では本種のみでワニガメ属を構成する。
出典:ウィキペディア
大体80cmぐらいに育ちます。
1mを超える大物もいます。
![]()
カミツキガメ(Chelydra serpentina)は、
爬虫綱カメ目カミツキガメ科カミツキガメ属に分類されるカメ。
もしくはその総称。
出典:ウィキペディア
と言うことで、
どちらもカミツキガメ科になりますが、
『属』が違います。
『ワニガメ属』と『カミツキガメ属』
になります。
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ワニガメとカミツキガメの外見の違い
良く見ると、全然違いますね。
さらに詳しく見てみましょう。
頭
![](http://ossanforce.com/wp-content/uploads/2017/09/SnapCrab_NoName_2017-9-5_1-15-5_No-00.png)
大きさが全然ちがいます。
比例して口の大きさも違います。
ワニガメは、自分の口よりも
大きいものには全く咬みつく様子がありませんが、
カミツキガメは、なんでも関係なしに
至近距離にあるものは咬みついてきます。
甲羅
![](http://ossanforce.com/wp-content/uploads/2017/09/SnapCrab_NoName_2017-9-6_23-53-37_No-00.png)
ワニガメには甲羅にとげとげが
ありますが、
![](http://ossanforce.com/wp-content/uploads/2017/09/SnapCrab_NoName_2017-9-6_23-54-55_No-00.png)
カミツキガメには、つるんとした甲羅で
特に突起物はありません。
![](http://ossanforce.com/wp-content/uploads/2017/09/SnapCrab_NoName_2017-9-6_23-54-35_No-00.png)
尻尾
太さが違います。
ワニガメの尻尾は根元は太いですが、
先端に行くにつれ細くなっています。
![](http://ossanforce.com/wp-content/uploads/2017/09/SnapCrab_NoName_2017-9-7_0-1-57_No-00.png)
一方、カミツキガメは全体的に
ぽってりと太った感じです。
![](http://ossanforce.com/wp-content/uploads/2017/09/SnapCrab_NoName_2017-9-7_0-1-16_No-00.png)
ワニガメとカミツキガメの生息域
下の写真の通り、
カミツキガメが、中央アメリカからメキシコの
小川や湿地帯にすんでいるのに対し、
![](http://ossanforce.com/wp-content/uploads/2017/09/SnapCrab_NoName_2017-9-6_23-48-38_No-00.png)
ワニガメは南東部
アメリカの湿地帯のみで、
生息域はカミツキガメの方が広いです。
![](http://ossanforce.com/wp-content/uploads/2017/09/SnapCrab_NoName_2017-9-6_23-49-20_No-00.png)
狩りの仕方
基本的に狩りの仕方が違います。
・ワニガメは、じっと待って狩るタイプ
・カミツキガメはどんどん進んで狩るタイプ
です。
ワニガメの狩り
ワニガメの狩りは、口の中にある
糸ミミズのようなひらひらの物があり
それをルアーのように揺らして、
エサと間違えた魚を捕食します。
ちなみに、この糸ミミズのルアーは
年齢とともに色素が沈着してしまい、
どんどん黒ずんで、ミミズっぽさが薄れ、
歳をとるごとに狩りが難しくなるそうです。
自然ってなんて厳しいのでしょうか(;O;)
カミツキガメの狩り
カミツキガメはとても攻撃的で
特に陸上にあがると警戒心がつよくなり、
かるく飛びついて咬みつきます。
見かけても、絶対に近寄らない事です。
ただ、咬みつく力は『ワニガメ』よりは
強くありません。
人の指を怪我させる程度で、
食いちぎるほど強くありません。
天敵は大型の蛇やワニ、
肉食性の哺乳類や鳥類です。
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ワニガメとカミツキガメの販売価格
『ワニガメ』に関しては30cmぐらいの大きさで
平均20万~30万円という情報でした。
また、ワニガメの飼育には申請が必要で、
申請費用として1~2万円かかるそうです。
(地域により違いがあるようです)
寿命は20~70年ほどらしく、
飼育には覚悟が必要です。
カミツキガメに関しては、情報を見つける事が
出来ませんでした。
しかし、裏ルートと言うのがあるらしく、
すでに野生化したカミツキガメを捕まえて
販売している人もいるそうです。
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まとめ
凶暴な生き物でも、小さいうちは
かわいいので
飼ってみたくなる気持ちも
わかるのですが、
生き物を飼うには最後まで
面倒を見てあげられるかが重要なので
人間の勝手で自然界を壊す行為は
厳に慎むべきだと思います。
最後まで読んでくださり
ありがとうございました!
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