毎年、終戦記念日が近づくと
靖国神社の参拝について
「首相は参拝するのかどうか」
て盛り上がりますね。
普通に参拝すればいいのに。
しかし、隣国がうるさいのです。
「戦犯者を祀っている場所に行くのはおかしい」
「戦争を肯定しているのか!!」
こんな批難が首相の参拝を留まらせています。
ところで、
戦犯にはA級戦犯、B級戦犯、C級戦犯と
3つの種類に分類して呼ばれますが、
多くの日本人がこれらを
「罪の重さ」
だと勘違いしています。
では、一体どういったものなのか?
さらっと解説してみます。
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目次
A級戦犯、B級戦犯、C級戦犯とは
さきに結論を申しますと
A級戦犯・・・『平和に対する罪』
B級戦犯・・・『通常の戦争犯罪』
C級戦犯・・・『人道に対する罪』
以上です。
これらの内容についてちょっと詳しく解説します。
戦犯とは
戦争犯罪の略です。
戦争は何をしてもOKではありません。
国際法により、やってはいけない
ことがあります。
第一次世界大戦が悲惨を極めたことを
反省して、国際的なルールを作りました。
その、主な内容は次の通り
①一般住民・非戦闘員に危害を加えてはならない。
②軍事目標以外を攻撃してはならない。
③不必要な苦痛を与える残虐な兵器を使ってはならない。
④捕虜を虐待してはならない。
ちなみに原爆は①~③まで当てはまります。
つまり、”思いっきり国際法違反”です!
いくら国際ルールを決めたって
軍事力のある方が一方的にルールを
逸脱できるという証拠ですね。
これが現実。
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なぜか東京裁判をうけさせられる
戦争が終結したならば、本来であれば
講和条約を結んで、
・賠償金の支払い
・もしくは領土をあげる
この2つで話は終了するところが
なぜか”東京裁判”などという
戦勝国のイベントに参加させられて
しまいました。
●国際法の大原則(アムネスティ条項)では…
世界中のどこの国のどの戦争でも、
講和条約を結べば「戦犯」というものはなくなり
他国から戦犯を批判されることはなくなるのが常識である。
国内での戦争責任はあっても、当事国同士の
戦争責任というのは追求されることは絶対にない。
《橋下徹 「そこまで言って委員会」》
出典:http://kenjya.org/tokyo3.html
これは、第二次世界大戦に日本が負けたとき、
ポツダム宣言を受け入れてしまったからなんですね。
ポツダム宣言で、「戦争責任を追求すべし!」
という文言が入っていたんです。
我々の意志は日本人を民族として奴隷化し、
また日本国民を滅亡させようとするものではないが、
日本における捕虜虐待を含む一切の戦争犯罪人は処罰されるべきである。
日本政府は日本国国民における民主主義的傾向の復活を強化し、
これを妨げるあらゆる障碍は排除するべきであり、
言論、宗教及び思想の自由並びに基本的人権の尊重は確立されるべきである。
出典:ウィキペディア
それで東京裁判が行われるのですが、
その際に問われたのが次の
『A級戦犯』『B級戦犯』『C級戦犯』
だったのです。
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なぜA級を罪の重さと勘違いしたのか
多くの日本人が、
『A級戦犯』『B級戦犯』『C級戦犯』
を罪の重さと誤解しています。
それはなぜなのでしょうか?
原文のA級戦犯とは
Class-A war criminal (クラス-Aウォークリミナル)
『class-A』を『A級』と訳してしまったんです。
classの日本語訳としては
・種類
・階級
・類
・部類
・等級
・種別
・階層
・学級
・組
・部門
・位取り
・層
・一組
これだけあります。
・階級・等級・階層
これらの意味で訳されると
確かに罪の重さに感じられますよね。
しかし、これは正確な翻訳ではありません。
どちらかといえば
・種類・部類・種別・部門
これらの翻訳のほうが意味合いとして
正しいのです。
なので、日本語としては
「A項」「B項」「C項」といった
翻訳のほうが意味を正しく反映しています。
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A級戦犯とは
A級戦犯の罪状は
『平和に対する罪』
日本が侵略戦争をすることに対する計画を立てた罪。
完全にポツダム宣言以降に作った法律。
つまり事後法。
事後法がだめな理由って分かりますか?
例えばあなたの家の近くの道が
制限速度40kmだとします。
ところが、ある日突然、速度制限が
30kmになっていました。
そしてあなたの前に警察が現れ
警察「あなたは1年前、近くの道を車で
時速40kmで走行しましたね?」
あなた「はい、走行しました」
警察「今は制限速度30kmです!」
「あなた速度違反しましたね!」
「あなたを逮捕します!」
あなた「いやいや、当時は40kmでしたよ!」
警察「今は30kmです!」
「だから逮捕します!」
あなた「わけわからん!!!」
これは完全におかしいですよね?
法治国家じゃありえないですよね。
かつて日本はそんな事をされたんですよ。
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B級戦犯とは
『通常の戦争犯罪』
従来の戦時国際法に規定された戦争犯罪者。
(民間人のさつ害や捕虜虐待など)
もっと具体的にいうと
日本が宣戦布告をする以前に行った戦闘でのさつ人。
(真珠湾奇襲、マレー半島での戦闘)
しかし、この罪は開戦日時そのものがあやふやで、
真珠湾奇襲についてもアメリカ側が
日本の電報を傍受して事前に察知していたとも言われ、
日本軍も騙し討ちにする気はなかった事が明らかであり、
判決時は問題にされませんでした。
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C級戦犯とは
『人道に対する罪』
民間人にたいして、または捕虜に対して
人道的に悪いことをしていないか?
主にナチのホロコーストのようなものだが、
日本の軍隊には該当しません。
戦争期間中、以前における民間人にたいする
絶滅・奴隷化・連行またはその他の人道に反する行為。
本法廷の管轄における犯罪行為またはそれに関連する
宗教・政治上の迫害。
それらは実行された国の法律に関わることはない。
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まとめ
A級戦犯・・・『平和に対する罪』
B級戦犯・・・『通常の戦争犯罪』
C級戦犯・・・『人道に対する罪』
通常の戦争だと、賠償金を払って終了のところ
ポツダム宣言により、裁判せ罰せられることになった。
日本は不等な待遇を受けた。
これは、第二次世界大戦の戦勝国が
自分たちの国際法無視をごまかすためだと
言われています。
多くの日本人が戦犯の事を
正しく認識することを願っています。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
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