「おっさんフォース」管理人、みつーです。
ベネゼエラでデノミネーションという政策が出されました。
基幹産業である石油生産が大幅な減少で、
外貨獲得出来ずにインフレが進んが結果らしいのですが、
そもそも『デノミネーション』ってなに?
って感じですよね。
なので調べてみました。
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目次
デノミネーションの意味
ネットではこんな風に書かれています。
本来の意味は通貨単位の呼び名であるが,現在ではその呼び名を変更することをいう。
たとえば 1000円を新1円とか1両に変更すること…急激なインフレのため,貨幣の計算単位が大きくなりすぎた不便を解消する目的で,
計算単位を切り下げ,またはその呼称を変えること…
出典:wiki
なるほどね。
物価が上がりすぎて、計算がしにくくなったときに
通貨の名称を変更して計算をしやすくするってことね。
ふーん。
そう言えば、ルーピー鳩山の親父と福田元首相の親父が
積極的なデノミ論者だったそうですが、
デノミ論者の言い分はこうです。
たとえば100円のものを、ある時から
新1円にしたとします。
すると、100万円のものは1万円になり、
1万円のものは100円になります。
なんとなく安くなったような気がしますよね。
だから購買意欲が高まるという論法ですが、
年収が500万円の人は年収5万円になります。
減ったような気がしますね。
だから、あんまり経済的に意味が無いと言えます。
では、デノミネーションはどんなときに
意味をもってくるのでしょうか。
それは借金をチャラにしたいときです。
デノミネーションをする意味は借金をチャラにしたいから
デノミネーションは通貨の単位を変えて
呼び方も変えることですが、
じつは、デノミネーションでは
貯金や借金の金額単位は変わりません。
これは『契約自由の原則』といって、
個人の自由意志によって契約したことは
国家が干渉できないのです。
なので、国家がデノミネーションを決めたとき、
個人と銀行間で取り決めた契約に対しては
干渉できないのです。
だから、国家が
「デノミで通貨単位を変えまーす!」
と言ったところで、個人と銀行間で
「デノミになったら並行して金額も変わります」
みたいな契約をしていない限り、
貯金額も借金もそのままの額の状態です。
では次に、どうやって借金をチャラにするのか、
そのパターンを述べてみます。
日本で行ったデノミネーション
日本では昭和21年にデノミネーションをしました。
ちょうど戦後まもないころですね。
それまでの日本は1銭単位で100倍が1円でした。
それを一気に1円を最小単位にしました。
今もっている1銭を1円に交換したんですね。
みんなのお金が一気に100倍になりました!
いえーーーい!
っと、
ここまではいいのですが、
残念なのが、たくさん貯金している人たち。
100円の貯金があったひとは
デノミまえだったら1個1銭のものが
10000個買えたのに
1銭がなくなり1円になったので、
100個しか買えなくなりました。
逆に借金が100円あった人は、
デノミ後だと収入も100倍されているので
返済が楽になります。
そして新通貨の換金に上限を設けたり
銀行引き出しの制限をして、
残ったお金は税金として徴収しました。
こうやって一気に国の借金をチャラにしたんですね。
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デノミネーションの反対語
デノミネーションの反対語ってなんでしょうね。
よく、インフレとデフレの関係で使われたりしますが、
デノミネーションは単に通貨の呼び方を変えることなので、
反対語という概念は無いと思います。
インフレの反対語はデフレですが、
デノミネーションの反対語は・・・・。
何でしょうね。
例えば、
落語家が新しい名前を襲名することの反対語は?
破門?
引退?
わからないですね(^_^;)
ま、反対語というわけではないですが、
デノミと似たような効果があるのが
「通貨発行量を大量に増やす」
という手法があります。
いわゆる、「金融緩和」ってやつですね。
日銀が大量にお金をすると、
流通するお金の量がふえるので
お金の価値が下がり、銀行預金の価値も下がり
国の借金の価値も下がります。
現在の日本はこの方法が取られていて
預金を大量に持っている人は、
金か外貨など、リスク分散しておいたほうがいいですね。
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デノミネーションの影響とデメリット
デノミネーションのメリットは、先程述べた通り、
借金を減らせるということですが、
デメリットとしては、貯金の額が減らされるので
景気が悪くなる方向にいくでしょう。
デノミ後にちゃんとした景気対策がないと大変です。
あたらに融資を受けないと国が回らなくなるかも知れないですね。
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デノミネーションを実施した国
【アルゼンチン】
1970年1月1日(100分の1)
1983年6月1日(10000分の1)
1985年6月15日(1000分の1)
1992年1月1日(10000分の1)
4回もデノミネーションをした学ばない国
【ドイツ】
1923年 第一次世界大戦の敗北で
ハイパーインフレが起きました。
(1兆分の1)
【ジンバブエ】
農業ノウハウを持った白人を国外追放して
残された国民で運営したものの上手く行かず、
超超ハイパーインフレに・・・。
2006年~2009年の間に3回もデノミ
2009年に1兆分の1
【北朝鮮】
2009年に100分の1にしています。
北朝鮮の場合は古い通貨を新通貨と交換できますが、
その上限を設け、それ以上のお金をもっている人は
その分の価値がなくなってしまいました。
その御蔭で景気はかなり冷え込んだそうです。
【韓国】
1962年それまでは「ファン」という通貨だったのが
「ウォン」に変更
10分の1にデノミへ・・。
【ルーマニア】
2005年7月にEU加盟に伴って
「レイ」から「レウ」に変更。
1万分の1にデノミ。
ネットの声
日本もどさくさに紛れて、1/100 切下げてデノミネーションしてしまえば?オリンピックを理由にするなら、サマータイム導入よりは支持されると思うぞ(笑) / 通貨危機ドミノの恐れ ト… #NewsPicks https://t.co/DnCerPs2eI
— 杉井 靖典 (@yasunori_sugii) 2018年8月27日
ベネズエラがデノミネーションやったのか
ジンバブエしてるな— スリーS (@Super_S_Shoborn) 2018年8月26日
知らんかった:
英語のデノミネーションとは「通貨の単位」のことであり、「切り下げ」や「切り上げ」といった意味は持たない。日本語の「デノミネーション」に相当する英語としては、redenomination、あるいはchange of denomination、— Dr_Koala™ (@Dr_Koala_) 2018年8月23日
ベネズエラがインフラになって通貨単位を10万分の1に切り下げる(デノミネーション)らしいんだけど、ゼロが5つも減るって、どういうことだろう。今まで細かかった単位が大きくなるってこと?
— おえつ (@oetsudayo) 2018年8月22日
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まとめ
経済政策を誤れば、国民の生活が苦しくなります。
なので、僕たちが選挙をするときは
その政党や候補者が、
どんな経済政策をもっているかが重要で。
実現不可能な経済政策を言っている政党や
候補者がいないか注意しておかないといけません。
そのためには一人の経済論者だけでなく
複数の経済論者の話を聞く必要がありますが、
私が押している人は高橋洋一先生です。
最後まで読んでくださり
ありがとうございました!
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