「おっさんフォース」管理人、みつーです。
最近なんですが、『ルサンチマン』という言葉を耳にしました。
てっきり人の名前だと思っていたのですが、
どうも違うようでした。
意味としては
弱者が強者に対して、「憤り・怨恨・憎悪・非難」の感情を持つこと
だそうです。
簡単に言うと、「妬(ねた)み+憎悪(ぞうお)」ってことでしょうか。
あまり良い意味ではなさそうですが、
毒も使いようでは薬になります。
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目次
ルサンチマンって何語?意味は?
ルサンチマンはフランス語だそうです。
「ressentiment」って書くそうです。
デンマークの思想家セーレン・キェルケゴールが想定した哲学上の概念である。
フリードリヒ・ニーチェの『道徳の系譜』(1887年)でこの言葉が使用(再定義)され、
マックス・シェーラーの『道徳の構造におけるルサンチマン』(1912年)で再度とり上げられて、
一般的に使われるようになった。出展:ウィキペディア
デンマークの思想家が考えた哲学上の概念を意味する言葉で、
ドイツの哲学者ニーチェが『道徳の系譜』の中で使って定義づけられたそうです。
で、ドイツの哲学者マックス・シェーラーが、もう一度使って
有名な言葉になったそうです。
『敗者、弱者』が『勝者、強者』に対して抱く負の感情
つまり
「妬み、憎悪、憤り、怨念、避難、押さえつけられた感情」の総称
と考えて良さそうです。
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ルサンチマンの使い方
ルサンチマンの意味を理解したところで、
実際に芸能人が使っていたフレーズを見たいと思います。
星野源が使ったルサンチマン
2016年10月24日「星野源 オールナイトニッポン」より
リスナーからの質問
![](http://ossanforce.com/wp-content/uploads/2018/04/images.jpg)
星野源の答え
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あ、おれそんなイメージですか?ありがとうございます。
でもそうだなあ、
おれは20代後半くらいまで自分に自信が全くなかったですね。
たとえば、10代のときって、まあモテたいとか思うわけじゃないですか。
でも自分の顔とか、スタイル、あとファッションセンスも、
良いと思ったことは一度もないわけです。
たとえば朝、鏡で自分の顔を見て「変な顔だなあ」と
憂鬱になりながら学校に行って、
服を着ても「変な服だあ」と思って。
「どうしたらファッションセンスってよくなるんだろう」みたいな。
親からも
「あんたはブサイクだし、スタイルもよくないから、人の3倍努力しなさい」
と言われながら育ってきたので、まあ自分に自信なんか持ちようがないわけです。
自分というものが人より劣っているんだっていうふうに思ってずっと生きてきたので。
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20代のルサンチマン
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するとそういう想いは悪い方向でルサンチマンみたいに溜まっていきます。それで、おれは20代のときどうしたかというと、まずイケメンを憎みました(笑)
そういうのって次はだいたい、「カッコいいものってさあ~…べつにかっこ悪いよね」みたいなことを言い出すじゃん(笑)早川義男さんのあの曲はいいと思うんだけど、それに影響されて言い出す、みたいな。
そういう、恥ずかしいことをやっていたわけです。で、なんか周りに悪いものをまき散らしていくわけ。
そうなったときに、当たり前なんだけど、やっぱり嫌われていくわけですよ。それでやっと「おれすごいかっこ悪いな」って気付くんです。
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「俺もやっていい」は間違い
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でもそれに気付くのにもすごく時間がかかるんですよ。そういう人っていっぱいいるから。
たとえば、カッコいい人にツッコんで、揚げ足とって、それで笑いを取る人ってラジオにもテレビにもいるし、
しかもそれが自分の心を救ってくれる人だったりするわけだから。
それがいいものだと思って「おれもやっていいんだ」って思っちゃうじゃん。
でもそれって大間違いだから。あの人たちは仕事でそれをやってるわけだから。でも実際、そういう人であればあるほど、素で会うと、すごくいい人なんですよ。そういうタレントさん、芸人さんって。
でね、仕事じゃなくて、素でそういうことをやってる人って、悪い人がどんどん溜まっていくから、悪いことしか起きないんですよ(笑)
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自身を持つために中身を良くする
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それでやっと気づくんですね。だんだんだんだん、ちょっとずつ、ちょっとずつ。
そのとき僕は何を思ったかといいますと、カッコいいとかさ、自分に自信を持ったりとか、その、いい感じになるには、中身を良くしていくしかないということですよね。ほんと、そこしかないのよ。
「カッコよくなりたい!あの人みたいになりたい!」って思うんだけど、
それになるには自分がカッコいいと思うことをするしかなくて。
あと、かっこ悪いことをしないっていうことしかないですよ。
「これやったらかっこ悪いな、でもやりたくなっちゃうな」っていうことを頑張ってやらないっていう。
ほんとにそれだけでいいんだと思うのよ。
でも「俺はこれを頑張ってる!」って言葉にしちゃだめなんだけど(笑)
かっこ悪いとか、これは恥ずかしいっていうのを頑張ってやらないっていうだけで、いい人が周りに増えていくから。そういうのって周りは気付きますから。
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中身が変わると顔が変わる
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そういうのってね、その人の良さとなって、それによって顔が変わってくるんですよ。顔ってカッコよくはなれないんだけど、中身が変わることによってその人が変わるでしょ。で、その人が変わると、その、例えばブサイクだとしても「その人の顔が良い顔」という認識になっていくわけですよ。てなると、その顔がかっこよくなるわけ。造形は変わってないんだけど。
そうなると、いい人が周りに増えてきて、自然と自分に自信が持てると思います。
僕が、自分の中で、人より自信のあることは、周りに素敵な人がいることだと思います。ほんとにほんとにそれだと思います。僕の周りは素敵な人ばっかりなんですよ(笑)
だから、リスナーさんもちょっとずつやっていくのが良いのではないでしょうか。
とりあえず
星野源すげーーー(@_@;)
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まとめ
ルサンチマンを持つことはいいのですが、
それをバネに「頑張るぞー!」と言うふうにするほうがいいですね。
まさに毒を薬に変えるってことです。
毒を毒のままにしないことがポイントだと思いました。
最後まで読んでくださり
ありがとうございました!
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「私は自分に自信がありません。人との関わりを避けてしまう、マイナス思考でネガティブな自分が大嫌いです。
だからこそ、源さんを見ていると本当に尊敬するし、そうなりたいと思います。なんで、源さんはそんなに元気で明るくて、何事にも一生懸命になれるんでしょうか?」