片親引き離し症候群とは?実際の話を伺いました

結婚したカップルが、最後まで添い遂げることなく
離婚したりします。

そこに子供が絡むと大変です。

親同士のことで子供の人生や情緒など
悪い影響が起こります。

その悪い影響の一つである
『片親引き離し症候群』

というものに注目しました。

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片親引き離し症候群とは

片親引き離し症候群とは、離婚または別居後に子どもを引き取って育てている親(同居親、監護親)が、もう一方の親(別居親、非監護親)の悪口や誹謗中傷を吹き込んで子どもを洗脳し、子どもが非監護親を拒否するよう仕向けて面会交流実施を阻んでいる状態です。
出典:https://rikonhandbook.com

 

親権をもった同居親が、別れた親の
悪口を言って同調させることですが、

それによって子供の情緒が不安定になります。

具体的には

  • 学業成績の低下
  • 抑うつ症状(気分の落ち込み、無気力感など)
  • 睡眠障害(不眠、眠りが浅いなど)
  • 自殺企図(リストカットなど)
  • 薬物依存
  • 非行や不良交友への傾倒

などが挙げられます

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片親引き離し症候群の体験談

片親引き離し症候群を体験した
Aさんからお話を伺いました。

 

Aさんの体験談

小学生になる前、両親が離婚しました。

 

小学生になるまで、ほとんど母親に
遊んでもらった記憶しかなく、

 

父が面倒を見てくれた覚えはなかったのですが、
母親は専業主婦であったため、

 

経済的な問題から父親に引き取られる
ことになったのです。

 

父親は仕事が忙しかったので、基本的には
父方の祖父母が面倒を見てくれました。

祖父母はとても優しくしてくれましたが、
いつも母親に対する悪口を言っていました。

初めのうちは「なぜそんなことを言うのだろう」
「そんなことない」と祖父母の意見に

反対的な態度をとっていましたが、

 

「あなたの前では優しくしていたけど、
あの子なんか産まなければよかったと
いつも言ってたのよ」

「お父さん以外の男の人と仲良くしていたんだよ」

 

などの言葉を聞かされるうちに、母親は
ひどい人間だったのだと思うようになったのです。

 

初めは楽しみにしていた母親との面会ですが、
祖父母や、たまに構ってくれる父親から
「あいつはろくな女じゃなかった」と聞かされることで、
会いたいという気持が薄れてしまいました。

 

母親から本当は好かれていなかったのだと
思うと悲しく寂しい気持ちになり、

 

会って現実を突きつけられることを
恐れていました。

ちょうど多感な時期である小学生の中学年から
高学年にかけては、ほとんど母と会うことは
なくなっていたのです。

 

そのまま中学校、高校、大学と無事に
進学していくことができました。

 

大学では教育系や心理学系の講義を
積極的に受けていたのですが、

 

講義のなかで「片親引き離し症候群」に出会いました。

 

これまで父親や祖父母のことを間違っていると
思ったことはなかったのですが、

 

講義で習った片親引き離し症候群が
自分に当てはまると感じたのです。

主な症状と自身が心に抱いていたものが
一致したこともあり、

 

父親や祖父母の行いが間違ったもの
だということに気づきました。

 

それまで母親の悪口を聞き続け、お前の
ことなど好きではなかったのだと
言われ続けてきたため、

 

母親に対しては失望や恐れなどの
マイナスなイメージしかありません。

 

ですが、講義で片親引き離し症候群について
詳しく知ったことで、考えが変わりました。

 

考えが変わったといっても、長期間ネガティブな
イメージを植え付けられてきたわけですから、

 

本当に母親のことを信じて良いのかわかりませんし、
今更会ってくれるだろうかという不安もあります。

 

父親や祖父母を直接責めるつもりはありませんが、
彼らの行いはひどいものであり、

今でも心の中でしこりのように残り続けているのです。

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ネットの声

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感想

私も両親が離婚したときに
似たような経験をしました。

 

母のことを悪く言われたのですが、
全く信じませんでした。

なので、特に情緒不安定と言うほどでも
なかったのですが、

離婚という、自分の存在や力だけでは
同しようもないことがあると

思わされました。

それまでの自分は努力すれば
なんでも出来ると信じていましたので

そうではないというものが
あるというのがショックでした。

 

最後まで読んでいただき
ありがとうございました!

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