選択的夫婦別姓のメリットとデメリットを調べた。

「おっさんフォース」管理人、みつーです。

選択的夫婦別姓について調べました。

 

今の日本では『夫婦同姓』しか認められていませんが、
「将来的に『選択的夫婦別姓』ってどうよ?」

 

っということが、
かねてから議論がありました。

 

今回は選択的夫婦別姓のメリットとデメリットについて
述べてみたいと思います。

皆さんの意見形成の参考にしてください。

 

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夫婦別姓のメリットとデメリット

夫婦別姓とは?

夫婦別姓とは、夫婦で違う名字を名のること。

「夫婦別姓」「選択的夫婦別姓」「職場での旧姓使用」

いろいろありますが、

日本では婚姻するにあたり、
名字は夫、もしくは妻の姓に統一しなければいけないとう法律があります。
「民法 第750条」「戸籍法 第6条 第74条」

 

なので、現状は、どうしても別姓にしたい場合は
事実婚という方法しかありません。

 

もし選択的夫婦別姓になれば、
どんなメリットとデメリットがあるでしょうか。

選択的夫婦別姓のメリット

選択的夫婦別姓のメリットを考えてみました。

個人的な主観ではありますが、
参考にしてください。

名前が変わることの抵抗による結婚のハードルが下がる

「珍しい名字なので、これを残したくて結婚が出来なかった」
「使い慣れた名前を捨てるのがどうしても嫌だった」

 

名前を変えることに対する抵抗感から結婚をためらっていた人にとっては
とても都合がいいでしょう。

 

選択的夫婦別姓が認められれば、こういったカップルも
結婚がしやすくなります。

 

早期に結婚できれば、人口が増えるチャンスも増えます。

 

選択的夫婦別姓で婚姻数も微増すると思いますし、
それに伴い人口が増えるチャンスも微増するのではと予想します。

 

名前がそのままなので、周囲にも知られない

結婚することで名前が変わる場合があります。
とくに男性が女性の名字に変えたとき、

「あれ?」っと思われる場合もあるでしょう。

わしはあんまり他人の目は気にしない方ですが、
やっぱり気にしてしまう人もいるかも知れません。

男女問わず、名字が変わることに対する
周囲の目を気にしなくてすみます。

プライバシーを気にされる人にとっては良いでしょう。

 

各種手続きが楽ちん

特に資格関係の手続きは助かるそうです。

面倒らしいんですよ。

手続きにお金がかかる場合もあるとかで、
それが結婚に対するハードルが上がっているという人も
いらっしゃるでしょう。

 

人口が微増する(たぶん)

結婚のハードルが下がることによって
人口増加が期待できます。

また、

夫婦別姓を選んだカップルに子供が生まれると
夫婦どちらかの名字を子供につけることになります。

 

それで、もしお父さんの名前を選択した場合、
お母さんだけが疎外感を感じるので、

「それじゃぁ、もうひとり、いっときますか!」\(^o^)/

ってな具合に、さらに追加で出産することで
一人っ子の割合が減るんじゃないかと思います。

 

あと、名字の付け方を

「男の子が生まれたらパパの名前」
「女の子だったらママの名前」

ってな具合に名前の付け方のルールを決めてた場合、

 

一人目が男の子で二人目が女の子

なんて具合に理想的に生まれるとは限りません。

 

一人目、男の子
二人目、男の子
三人目、男の子

こんな具合に男が連続する場合もあります。

お母さんが頑張って、4人目に望みをかける場合もあります。

人口が増える可能性が出てくるんじゃないでしょうか。

 

夫婦別姓にすることにより、女性の社会進出がすすみ
結婚や出産が減るんじゃないかという意見もありますが、

今まで夫婦同姓で結婚をためらっていた人が、
結婚しやすくなったケースをもありますので、

そこは差し引きゼロかなぁって思います。

 

離婚がしやすい

離婚することをデメリットと感じる人もいらっしゃるかも知れませんが、
逆にメリットであるとも言えると思いませんか?

いつまでも反りの合わない人と
生涯をともにするのが苦痛だけど、

離婚がしづらくて我慢している。

 

そういう人からしたら離婚がしやすいって
メリットだと思います。

 

社会的風紀を考えるとデメリットですが、
個人レベルの自由を考えるとメリットです。

 

再婚がしやすい

再婚しやすいですよね。

現在だと、「また名字変わるのか・・」と
再婚に二の足を踏む人もいらっしゃると思います。

それが名字を変える必要がないとなれば
再婚もしやすいでしょう。

離婚もしやすく、再婚もしやすい。

個人レベルの環境は良くなっていくでしょう。

ただ、社会風紀は乱れるでしょうが・・・・。

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選択的夫婦別姓のデメリット

選択的夫婦別姓のデメリットを調べてみました。

 

家族の絆が同姓と比べて薄くなる

名字が違ったって家族の絆は変わらないという意見もありますが、
アメリカの調査では、親が離婚した場合、

その子供は同一姓を求める傾向にあるそうです。

一方で、親が離婚している女性は夫の名前に変えるケースが多く、離婚に対する心理的不安を改姓で補う側面もあるようです。

出典:https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakamegumi/20151217-00052529/

つまり、

名前を同一にしたほうが、家族としての一体感があるのだと思います。

 

これは離婚した親を持たないと理解出来ないかもなぁ。

わしの両親も離婚したので、
その気持ちはとても良く分かる。

同じ名前を持ちたい気持ちって、やっぱありますよ。

相手が別姓を望んてきても、
「自分が改姓するから同姓にしよう」

って言ってたと思う。

 

離婚が増える

家族の絆が薄くなるので離婚は確実に増えるでしょう。

 

だって名前はそのままだし、手続きも楽。

 

結婚のハードルも下がるけど、
離婚のハードルも下がりますよね。

 

これって、やっっぱり社会的風紀の乱れに
つながるんじゃないでしょうか。

「社会風紀なんて知ったことか!」

って言う意見もあるかと思いますが、
本当にそうですか?

 

本当にそう思います?

 

・社会風紀が整っている状態
・社会風紀が乱れている状態

 

どっちが良いですか?

 

 

選択的夫婦別姓って、
個人レベルで言うとメリットだと思いますが、
社会的レベルで考えるとデメリットだと思います。

 

不倫がしやすい

不倫はしやすいでしょう。

結婚指輪をしなければ
誰にも知られることはないですから。

その時の状況や環境で流されて ついつい・・・。

離婚もしやすい、不倫もしやすい。
社会風紀は乱れる方向にいくでしょう。

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戸籍制度が崩壊する(戸籍内で名字が複数存在してしまう)

戸籍内で複数の名前が存在してしまうパターンを
例を挙げて説明します。

 

例)山田太郎さんと川畑花子さんが結婚しました。

二人は夫婦別姓を選び、名字はお互いそのままです。

 

しばらくして二人の間に男の子が生まれました。

名前は山田次郎にしました。

 

続いて女の子が生まれました。

名前は川畑サクラにしました。

 

戸籍には4人の名前が並びます。

山田太郎、川畑花子、山田次郎、川畑サクラ

 

 

そして、残念ながら二人は離婚してしまい
親権は母親の川畑花子さんが持ちました。

川畑花子、山田次郎、川畑サクラ

 

しばらくして川畑花子さんは海野ヒロシさんと再婚しました。

また夫婦別姓を選択しました。

 

戸籍には次の名前が並びます。

 

海野ヒロシ、川畑花子、山田次郎、川畑サクラ

 

そして二人の間に子供が出来て
名前を海野タケシとしました。

 

戸籍には5人の名前が並びます。

海野ヒロシ、川畑花子、山田次郎、川畑サクラ、海野タケシ

 

そして、悲しいことに川畑花子さんが病気でなくなりました。

戸籍には4人の名前が並びます。

海野ヒロシ、山田次郎、川畑花子、海野タケシ

 

うわ・・・・・。(@_@;)えーっと

 

なにこれ・・。

 

 

そして海野ヒロシさんが竹田よし子さんと再婚しました。

 

戸籍には5人の名前が並びます

海野ヒロシ、竹田よし子、山田次郎、川畑サクラ、海野タケシ

 

 

えーっと、(・_・;)

なんだろう。

わしの個人的な感想ですが。

 

なんかイヤ。

 

まぁ、これは極端な例ですけどね。

 

 

もう戸籍で管理するのは無理っぽい気がするなぁ。

 

もし選択的夫婦別姓になるんだったら
現在の戸籍制度は崩壊する気がするな。

 

マイナンバーで管理する方向にしたほうが
良いんじゃないでしょうか。

 

子供が非嫡出子になる

現在の法律だと、子供は非嫡子になります。

非嫡子になると、父親が子供を扶養する義務がなくなるので
デメリットではあります。

あと、父親側の遺産が受け継げないので
それもデメリットでしょう。

ただ、父親が認知すればすむ話なので
そんなに大きな問題とは思いません。

認知するには認知届けをだす必要がありますが、
べつに出せばいい話なので、

非嫡子はデメリットですが、
大きな問題ではないと思います。

スパイが入りやすい

スパイが日本人になりすますことが
容易になるでしょう。

 

選択的夫婦別姓で現在の戸籍制度が
崩壊してマイナンバーだけの制度となった場合、

スパイ防止法のない現在で防ぎきれるのでしょうか?

 

選択的夫婦別姓の実施には通名使用の禁止と
スパイ防止法がセットになる必要があるでしょう。

 

 

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まとめ

選択的夫婦別姓の意見は

・絶対、賛成
・どちらかと言うと賛成
・どちらかと言うと反対
・断固、反対

こんなふうに意見が別れます。

 

わしは「どちらかと言うと反対」です。

社会がなぜ家族の絆を薄くする方向に
もっていくのでしょう。

個人の幸せも大事ですが、
家族の絆や一体感も大事だと思います。

 

とはいえ、世間の意見は「賛成」に向かってますね。

 

わしも心の準備をしておいたほうが良いのかも。

 

ただ、

日本の歴史を振り返れば、サザエさんに代表されるように
三世代がひとつ屋根の下に暮らしていました。

しかし、現在では、核家族がほとんどです。

核家族の次は、「個々人」です。

 

今度、選択的夫婦別姓が適用されて
戸籍管理ではなく、マイナンバー管理になったら

核家族どころか個人単位の管理になります。

 

名前が別々の家族って、家族というよりは
シェアハウスみたいな感覚でしょう。

 

それでいいですか?

 

あと、家族の絆が薄くなれば
ファミリーネームの存在価値もなくなります。

 

そうなると、次に出てくる議論は

「ファミリーネームをなくそう」

という議論になるでしょうね。

 

まぁ、率直に悲しい気持ちになります。

 

最後まで読んでくださり
ありがとうございました!

 

 

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