同じ親を持っているのに、長男、長女だからと
介護を押し付けてくる兄弟がいる。
近いからと遠い場所で住んでいる兄弟から
親の介護を押し付けられて困っているという人はいないでしょうか。
このようなプレッシャーを感じながら
介護を続けるとなると、
ただでさえ介護は疲れるのに
余計にストレスがたまってしまいます。
そこで、今回は自分一人で介護を続けると
どのようになってしまうのか。
改善策やストレス解消策と一緒に
紹介させていただきます。
兄弟に親の介護を押し付けられている人は
要チェックであります。
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自分だけが親の介護をしていると・・・
自分だけが親の介護をしていると、
ストレスがたまってしまいます。
親の介護をきっかけに退職して
キャリアを失ってしまった人もいれば、
働きながら親の介護をしているという人も
いるはずです。
どちらにせよ精神的、肉体的疲労を
感じてしまうのは間違いありません。
介護における精神的ならびに肉体的疲労は
次のようなことがいえます。
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【精神的疲労】
介護者であるあなたは、
要介護者である親との関係、兄弟などの
家族や親族との関係、介護スタッフとの関係など、
いろいろな立場の人と
人間関係を作っていかなければなりません。
関係性がよいなら問題ありませんが、
人間関係が悪くなってしまうと、
あなたは一人で介護を抱え込みがちになり、
孤独感を感じてしまうことがしばしばあります。
さらに、親との関係では、
・伝えたいことが伝わらなくていらだちを覚える
・親の言動に我慢できなくなって怒鳴ってしまう
などのストレスが溜まっていくことでしょう。
兄弟が協力してくれないなど、
他の家族や親族の非協力的な姿勢から
ストレスをためてしまう介護者はとても多いです。
そのようなことが続いてしまうと
介護うつになり、
「自分だけが介護することを強いられて自由がない」
と思うようになってしまいます。
【肉体的疲労】
・毎日の起床介助
・座る場所などを変える移動介助や体位介助
・衣服の着脱
・トイレや入浴の介助など
介護者は要介護者の体を
一日に何度も持ち上げたり、
親の身の回りに関することを
しなければなりません。
腰、ひざ、腕などに負担が
かかる場合があります。
さらに、散歩や通院の付き添い
からくる疲れも訪れてきます。
夜になってようやくゆっくり
できたかと思えば、
夜中に何度もトイレや
おむつ交換に起こされ、
十分な睡眠がとれない介護者も
多くいるのが現実です。
そのようなことが続いてしまいますと、
寝不足や腰痛など、
介護者の身体的な負担は
どんどん大きくなっていきます。
【その他】
あなたが退職した場合は、親の年金だけで
やりくりをしなければなりません。
生活費プラス介護料金も
かかってしまいます。
介護で自分の時間が無くなることによる
ストレスも感じやすくなってしまうことでしょう。
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兄弟と話し合いの場を作る
先ほど、紹介させていただいたような
疲労を少しでも改善するには、
兄弟の協力が必要であることがいえます。
普段集まろうとしても、仕事や用事などで
断ってくる可能性ががありますので、
親戚などが集まりやすい、
お正月やお盆などの機会を利用して、
親の介護に関する話し合いを
もたれてはいかがでしょう。
普段から交流があると
話し合いをしやすいですが、
問題は普段から交流がない場合です。
「子供の頃はあたり前のように毎日遊んでいたけど、
大人になってそんなに関わらなくなってしまった」
という人もいるはずです。
そんな人は「話がある」と自ら話し合いの場を作り、
介護に関して、話し合いをして
兄弟同士で役割分担をしてみましょう。
あなたに介護を押し付けている兄弟も
意外と「申し訳ない」って思っているかも知れませんよ。
いずれにしても、兄弟の助けがあることで
介護の負担をかなり軽減できます。
続いては、ストレス解消法について紹介させていただきます。
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ストレス解消法
人間、自分の好きなことを夢中になってしていると
不思議なことにストレスは全くたまりません。
自分の時間を作り、その時間を
好きなことをする時間に当てはめてみましょう。
ゲーム、テレビならびに映画鑑賞など
趣味を作ってその趣味に没頭してみましょう。
また、日頃から考え事をしていると
疲労を感じやすくなってしまうので、
何もしない。何も考えない時間を作ることも
必要だといえるでしょう。
私の場合は、非日常を味わうために
行ったことのないお店に行ってみたり
日帰りの旅行をして「軽い現実逃避」
をやってみたりします。
一番お手軽なのが、
「自然を感じられる所で散歩」
です。
自然のものを見るだけで
くよくよ考えるのを減らす効果が期待できます。
何も特別な場所でなくても
近所の公園でもいいですよ。
上手にストレスを解消することで
負担なく介護ができるといっても過言ではありません。
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まとめ
ストレスと上手に向き合いながら
介護をする方法について紹介させていただきました。
介護の負担を軽減するためには、
一人で介護を抱え込もうとせず、
兄弟や介護サービスなどを利用して
介護を分別する必要性があります。
介護サービスはお金を払えば
介護をしてくれますが、
兄弟は話し合いの場を設け、
理解してもらわないと
なかなか協力はしてくれません。
正直、めんどくさいなと感じしまうかも
しれませんが、
介護による負担を根底から改善するには
兄弟の協力が不可欠であります。
自分の趣味やリラックスできる時間帯を
作るなどして適度にストレスを発散しながら
親の介護をしていきましょう。
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