バングラディッシュには、なぜ奇形児や奇病が多いのか

 

日本のおっさんを向上させるブログ
『おっさんフォース』管理人のみつーです。

先日、ネットニュースでバングラディッシュ人の
女児が、脚が3本になって生まれてきた。

というニュースに衝撃を受けました。
その前にもバングラディッシュでは、
『ツリーマン(樹木男)」と呼ばれる、手足に
木の皮のようなイボが出来る奇病があり、

どちらも手術で概ね良くなっているようですが、

バングラディッシュって、なんでそんなに
奇病とか奇形児とか、そんなニュースが
頻繁にでてくるのか、いろいろ調べてみました。

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バングラディッシュで奇病や奇形児が多い理由

原因はズバリ、環境汚染が著しいからです。

日本も高度成長期には環境汚染が
特に社会問題としてクローズアップされ、
いまではずいぶん改善されてきました。

 

しかし、バングラディッシュについては
まだまだ公害が多いようです。

特に原因となるのが、

・枯葉剤や農薬等による公害の影響
・近親婚による遺伝的な影響
エコーを見ないで出産するため、生まれるまで分からない

近親婚による遺伝的な影響

バングラディッシュの田舎は、村社会なので
あまり遠くの人との交流がすくないようです。

そんなこともあって、どうしても
近親婚が増えてしまう傾向にあるそうです。

エコーを見ないで出産する

先進国だと、おなかの胎児をエコーで見て
順調に成長しているかを確認したりします。

その時に、奇形児だったりすると、
医師から堕胎を進められるそうです。

それは日本でもある話しらしく、
日本で奇形児が少ないのはそのためらしいです。

知ってしまったために、生まれてこなかった
命があると言うのは、とても複雑な気持ちです。

バングラディッシュでは、胎児の成長を
エコーで確認したりしないので、

生まれてくるまで奇形児なのかどうか
分からないのが現状です。

その他の公害

飲み水を確保するために
井戸水を掘ったりするのですが、

その井戸水から高濃度のヒ素が検出されるらしく
せっかくの飲み水も健康を害する要因になるそうです。

さらに世界中の廃船が集まって解体されるらしく
海も公害にさらされているそうで、

聞けば聞くほど環境悪化が深刻です。

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バングラディッシュ政府は何か対策をしているのか

いろいろ調べたのですが、政府の
環境に対する対策がはっきりと見れません。

おそらく最貧国であると言うことと、
国民の数が多すぎて、いろんなことに手が回らない
そんな印象を受けました。

誰かのブログで、
「警察があまり機能していない」
「警察につかまっても賄賂でなんとかなる」

そんな記事を目にしたので、
恐らく汚職も横行してそうですね。

以下はバングラディッシュの環境に関する
ウィキぺディアの引用です。

国民の大多数は土地を所有せず、あるいは
洪水の危険が高い低湿地にすんでおり、
衛生状態はきわめて悪い。

このため、水を媒介として『コレラ』や『赤痢』
などの流行がたびたび発生している。

こうした状況を改善するため、
国際機関が活動を行っている。

特に飲用水の衛生状態の改善のため、
井戸の整備を独立後に進めてきたが、

多くの井戸が元来地層中に存在したヒ素に
高濃度に汚染され、新たな問題となっている。

全土の44%、5300万人が発癌を含むヒ素中毒の
危険にさらされていると考えられている

都市部以外の農村は特に衛生環境が
あまり良くないようです。

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僕たちに何かできることはないのか

『バングラディッシュ 支援』で検索すると
いろいろ出てきます。

しかし、きちんとサイトを見てみないと
バングラディッシュが支援対象国ではないのに
寄付を求めている団体とかもあったので、

バングラディッシュに寄付をしたい場合は
注意が必要です。

動画は民間企業の動きです。
新しい技術で安全と商売の両方を達成している
素晴らしいと思います。
↓↓↓↓

日本政府の動き

こういった環境とか、その国の
基本的な事については、

やはり政治がキチンと機能してなくては
解決にならないと思います。

そうなると日本国政府から動いて
貰わないといけないのですが、

一応、日本はバングラディッシュに対して
多額のODAと技術支援をしている

JICA(独立行政法人国際開発機構)のサイトで
知りました。

日本のODAもいろいろ問題がありますけどね。
(^_^;)

たとえば、日本のODAはほとんど円借款なので
円で決済できる日本の会社がメインになってきます。

他には、いきなり最新の設備を与えられるので、
現地でメンテナンスが出来ないなど、

いろいろあるみたいです。

ただ、ODAも税金なので、
賢く使ってもらいたいことと、

バングラディッシュにしても、
『まったく何もないよりマシ』

というレベルでは納得してくれると
思います。

ただ、こうやって情報が出回るにつれ
環境は少しずつ改善されていくと思われます。

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バングラディッシュ以外の国はどうなのか

環境汚染で言うとインドや中国も
ひどい状況と言えそうです。

今も汚染物質が垂れ流しの状況です。

最近、中国で多いのは重化学工業の
工場廃水処理問題です。

本当に文字通り『垂れ流し状態』で

工場汚染水を摂取した母体から子供への影響など、
人為的な行為による先天性奇形となれば
圧倒的比率で中国が多いそうです。

特に重慶付近の重化学工業地帯は
汚染がひどいようです。

 

しかし中国の奇形児の話って全然聞きませんね。
情報統制がされているのではないかと勘ぐってしまいます。

魚の大量死などのニュースはよく聞きますが、
そんな汚染された川なのですから

想像するに、人体への影響も無視できないレベルでしょう。

ただ、中国は沿岸部と内陸部では、
国民の扱いが違いますし、

都市部と農村部では、引っ越しができないなど
基本的な人権が守られていない状況です。

 

先ほども書きましたが、
こういったことは政治が動かないと
なにも解決しません。

 

政治を動かすのは、その国の国民なので
その国の国民が政治を動かすには

 

やはり情報と教育が重要なのではないかと、
そんな風に思いました。

 

まとめ

バングラディッシュの事を
いろいろ調べましたが、

悪いこともあるけど、いいことは
その倍以上あると言うことでした。

なによりバングラディッシュの国民は
とても寛容で好奇心旺盛。

素直で明るくて親切な人が多いそうです。

そんな風に聞くと、一日も早く幸せな環境を
作って欲しいと願います。

日本のODAも、ちょっとぐらいは
無償にしてもいいかもって思います。

あと、

そういった国際人権問題に関心のある政治家に
投票するのも、僕たちが出来る事の一つですね。

 

ここで注意したいのが、口で言うだけで
行動してくれない政治家を選んではいけない

っと言う事です。

 

世界中がもーーっと幸せになるといいですね。

 

 

最後まで読んでくださり
ありがとうございました!

 

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関連書籍⇒バングラデシュ国づくり奮闘記 アジア「新・新興国」から日本へのメッセージ [ 池田洋一郎 ]

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