銃規制の厳しい国と緩い国を調べた。アメリカに銃規制は無理なのか?

アメリカの銃乱射事件により、
銃規制を求める声が上がっています。

 

かつて、何度も銃による犯罪があり、
毎年年間で7000人近い人が亡くなっています。

 

一方で銃規制を行っている国もあります。

 

世界には銃規制のある国と、
あったとしても緩い国があります。

 

少し具体的に世界の銃規制について
見てみたいと思いました。

 

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銃規制のある国、厳しい国

個人の所持を完全になくしている国はないですが、
非常に厳格な免許制度なのでほとんどの人は持てません。

規制が厳しい国はアメリカにある全米ライフル協会のような
強力な団体がないので、何が事件があるたびに、
どんどん厳しくなっていきます。

 

【世界主要国で規制の厳しい国一覧】

日本、イギリス、韓国、中国、シンガポール、
オーストラリア、ニュージーランド、ロシア

 

アジア諸国

日本とシンガポールは非常に厳しく規制しています。

韓国は許可を取れば所持できますが、
手続きが非常に面倒なので、

とても持ちにくいです。

中国は所持しているだけで死刑になります。
ベトナムも共産主義なので個人所持は禁止です。

欧州諸国

アルバニア以外は許可制。

アメリカよりは所持がしにくく、
日本よりはしやすくなっている。

また、所持することは出来ても
銃の種類や銃弾の数の規制、携行の禁止など
運用は厳しく取り締まっている。

 

オーストラリア、ニュージーランド

銃規制に関する法律はイギリスにとてもにています。
特にオーストラリアでは「ポート・アーサー事件」という

タスマニア州で起きた銃乱射事件により
全土で規制が厳しくなっています。

2019年3月15日追記・・ ニュージーランドの南部クライストチャーチで
移民反対派がイスラム教礼拝所で銃の乱射をして100名近くの
死者負傷者を出す事件がありました。
オーストラリアの「ポート・アーサー事件」のように
さらに厳重な規制がかかるでしょう。

 

ロシア

狩猟用と護身用のエアガンは持つことが出来るが、
いわゆる拳銃は持つことが出来ない。

一般の銃を持つにはライセンスが必要で
かなり厳格でほぼ無理と思ったほうが良い。

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銃規制のない国、緩い国

アメリカの全米ライフル協会が協力な力をもっており
周辺諸国への密売もあり、アメリカ大陸では規制がないか、
緩い国が多いです。

ただ、持ち歩く事を禁止したり、銃弾の数を制限したり、
様々な規制があります。

 

世界の主要国で規制の緩い国

カナダ、アメリカ、ブラジル、フィリピン、タイ、

 

アメリカ

言わずと知れた銃大国。
銃に関する話題といえばアメリカが一番上がるだろう。

一般の人が容易に銃を持てたりします。
私もテキサスに行った時はアウトドアショップに
銃が売っていたのが印象的でした。

アメリカは州によって規制の程度が変わってきます。

許可申請が必要だったり不要だったり。
携行所持がOKだったりダメだったり。

意外?にも、一番規制が厳しい州はニューヨーク州でした。

 

カナダ

カナダは狩猟が盛んなので、ハンドガンやショットガンは
許可制で持つことができます。

しかし、自動小銃や半自動のものは禁止対象です。
あと、銃の携行は認められていません。

ブラジル

ブラジルでは銃と銃弾の販売規制をしようとしたが
国民投票の反対多数で否決されました。

 

フィリピン、タイ

銃規制は非常にゆるく、事件も多発している。
ドゥテルテ大統領自らライフルをもって
治安維持に出向いていったぐらい銃規制が緩い国。

 

タイも許可制で、携行も申請すれば持てます。
銃による事件も多いようです。

 

アフリカ諸国

アフリカは紛争や内戦地域が多いため、
政府軍から民兵などへ銃の横流しが多発しています。

銃規制はあっても、ないに等しいです。
またそれら銃器が隣国に流れ治安悪化にもつながっています。

 

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アメリカは銃規制は無理なのか?

【アメリカ合衆国憲法第2条】
規律ある民兵は、自由な国家の安全にとって必要であるから、
人民が武器を保有し、また携帯する権利は、これを侵してはならない。

 

アメリカには憲法で銃所持の権利を奪ってはイケないことになっています。
だから無理です。

 

なーんて簡単には言えないですね。

しかしながら、

今までどんなに銃に関する事件が起きても
全米ライフル協会が政治的に強くって

 

あまり有効な規制が行われていませんでした。

 

それでもインターネットやSNSの登場で、
すこしづつ風向きが変わってきたような気がします。

 

様々な意見を見ることが出来るし、世界と比較することも
容易に出来るようになりました。

 

オーストラリアの様に、
銃規制を途中から実施した例もあります。
(結果、銃犯罪は減少しました)

 

なので、規制を実施するれば
おそらく銃犯罪は減少するであろうと
予想されるので、

 

多くのアメリカ人が規制を支持しています。

が、

モーレツに反発するんですよねぇ。
全米ライフル協会が。

 

 

もう全米ライフル協会の内部から変えていくしか
方法はないと思います。

 

内部に規制派の人物を数名送り込み
何年もかかって幹部にまで成長し、

 

そこで、運営の大半を抑え込んで
内部から規制させるという。

 

 

もしくはこの映画の様になればいいですね。

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まとめ

アメリカでは「銃が人を殺すのではなく、人が人を殺すのだ」
といって、銃の正当性を訴える人もいるようですが、

 

いやいや、「人が銃で人を殺す」んですって。

 

そういう詭弁がまかり通ってるんですね。

 

詭弁という点で言えば

まぁ、日本も、他人の事いえませんけどね。

 

早く銃のない世界が訪れれば良いですね。

 

少しきつい表現になりますが、

アメリカで銃規制が進む条件があるとすれば
それは、おそらく銃関係者の幹部、

もしくはその家族が銃の被害者になった時だと思います。

 

最後まで読んでくださり
ありがとうございました!

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2 件のコメント

  • 憲法等で銃を規制することができなければ、使用できる弾丸を殺傷力の小さいものに制限できないのでしょうか。防衛のための最小限威力にして、致命傷を負わさない弾丸を使用することはできないのでしょうか。

    • 規制をかけることは出来ると思いますが、結局はアメリカ国民が選ぶことでしょう。
      我々は見ているほかないですね。でも、銃の事件を耳にするたびに胸が締め付けられる思いです。
      とは言え、風向きは変わってくると思います。根拠はないですが(;^ω^)

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